✍︎44 サルバトール・ダリ

こんばんは

HREdayamです。

 

昨日、街に出て、予定まで時間があったのでふと映画館に寄ってみました。

何か見たい映画があった訳でもないのですが、ふとです。ふと。見たいものがあれば、時間が合えば見てみようというくらいで。

 

 そこでチラシを見つけました。

(主題とは関係ありませんが映画のチラシを収集する癖があります)

 

 

"ウェルカム トゥ ダリ"

サルバトール・ダリの映画です。

 

 

 

思い返せば10代の頃に、

授業がなくなったので(もしくは意図的に出席していなかったので)街へ出てみた際に、たまたま百貨店で行われていた

サルバトール・ダリ展

を見つけて、一人で訪れました。

 

 

 (あとから知るのですが)とんでもなく著名で人気な画家だったのですが、

早朝にカブトムシを捕まえて過ごすような18歳の僕は、ダリを全く知りませんでした。

 

僕は絵画を含む芸術作品はなんとなくは好きでしたが、そこまで何かとか誰かの絵が特に好きという訳ではなく(詳しくもなく)、どちらかというと詩や音楽に対しての興味の方が強かったです。

 

 

でも、こんな、前振りをしているように、

衝撃を受けたのです。とてつもない衝撃!

 

 

あくまで個人の感想なのですが、

とても"詩的な絵"でした。

 

一般的に"シュールレアリズム"(現実離れした奇抜で幻想的な芸術)と呼ばれる分野、

 

 そしてまた、

偏執狂的批判的方法

(ダブルイメージ)という彼の制作・表現方法も凄く魅力的です。

どこか隠喩的(※詩の表現で隠喩とは、何かを何かに「〇〇のようだ」と使わずに喩えるものです。)なイメージがあります。

 

絵も詩と同じように、本人の意思はあるけれども、

 

その解釈は「見る人(読む人)」に委ねられるものだと思っています。

 

そして、そこから少なからず影響を受けたのは否めません。

 

 

 

 話が逸れてしまいしまいましたが、そんな印象(衝撃)を受けて、

 

それから

ダリ作品集を購入して様々な絵を見たり、

文献を読んでその人となりを調べたり、

部屋中にダリのポスターを貼ったり、

暇があるとまた作品集を眺めたり。

 

 

そして、ダリの数々の言葉が、

今の僕を形成している一部でもあります。

 

完璧を恐がる必要はない。そこに到達することは決してないのだから

 

完璧でいたいと思っていた頃、価値観や思考が180度(或いは359度)変わりました。このとてつもない才能をもつダリですら、そんなことを考えていたとは!

そして、

 

天才になるには天才のふりをすればいい

 

と言ってのけたのです!

 ああ、すごすぎる!

当時、一人で踊り狂ったのを覚えています。

 

 

そして、作品だけでなく、その突拍子もない生き方に感銘を受けたのは言うまでもありません。

 

ダリについてはとても長くなりそうなので、

また改めて書きたいと思います。

 

 

何も真似ようとしない者は、何も生み出しはしない

 

 真似から始めればいいじゃないか、と。

 

本日もお付き合いくださいましてありがとうございました。

それでは。

 

オオハラ

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