こんばんは
HREdayamです。
我が家の幼き頃からの教えもありますが、
僕はとても『言葉』というものが大好きで、
好きというか強愛や偏愛に近いくらいです。
学生時代のあだ名がコトバでも良かったくらいに。
刺身にコトバを付けて食べたいと思ったことがあるくらいに。
そう、むしろ振り回されるくらいに好きです。
そして今回はそれを前提としての内容なのですが、
普段、日常生活を送っていて、
殆どのことを「これでいい」で済ませています。
”済ませている”というのは少し乱暴な表現ですが、
色んな事柄を「これでいい」で選んでいると思います。
(でももしかしたら、
僕以外の人たちにもそれはあるのかも知れませんが)
例えば、街に洋服を買いに行った時に、
サイズが合ってるとか、値段が納得できるとか、無難にまとまってるとか。
欲しいアイテムだからとか、好きな色だからとか。

生活はそれで回るし、困ることもありません。
むしろその判断をした方がとても楽チンです。
選ぶ理由も説明しやすいし、失敗もしにくい。
でも、ときどき紛れ込むのです。
「これがいい」が。
「これがいい」と思えるモノが。
理由はうまく言えない時もあるし、
例えば選んだ服に関して言うと、
恐らく似合っているのだけど、
(誰が見ても)完璧に完全に似合っているかどうかも、
正直よくわかりません。
ただ、でも、なぜか手が止まってしまいます。
離れられないし、気付いたらその洋服を何度も目で追ってしまっているような感覚。
「普通」が良いとか、あれに合わせるのはこれが「正解」だとか、
「常識」ではそれを選ぶべきだとか、「他人」の「評価」だとか、
「理想」だとか、「失敗」したくないとか、『自分』はこうあるべきだとか...
でも、そんなもの(バケモノたち)に振り回されます。
脳内の森の中を占拠され、四肢を鷲掴みにされたような感覚になって、
一度は、見過ごそうと思ってしまいます。

でも、僕は(個人的には)、
そんなものたちは一旦全部振り払ったら良いと思っています。
よくよく考えて見なくてもいいから、
全員バケモノなので、
(人ではないので”全員”という呼称ではないかも知れませんが)、
先ずは思いっきり振り払い切ります。
ブン回します。
「これでいい」は、条件を満たした答え。
「これがいい」は、絶対的に反対する道理がないか、
或いは理由や説明が追いつかない衝動。
この二つは似ているようで、まったく別の場所にあります。
それぞれ一文字の重み。
なので、
どこへ行っても、洋服を選ぶときにでも、
「これでいい」が積み重なっていきます。
どんどん積み重なってゆくような感覚です。
クローゼットやタンスの中、
冷蔵庫や上着の胸ポケットの中に。
それでも何の不満もなく生きてゆけるのです。
嫌々手に入れているわけでは決してありませんので。
でも、
ふとそれが崩れる瞬間があります。
違和感とか、引っかかりとか、
ちょっとしたノイズみたいなもの。
例えば、
バランスが崩れている絵のプリントされたTシャツ。
おかしなところにワッペンがたくさん付いているジャケット。
気持ちの悪い絵が書いてある帽子。
そんな整いきっていない洋服たちに、
目が行ったりしないでしょうか。
例えばの話です。
万が一そんなことがないかな、という話。

機械的ではなく、
どこかに人間らしさを残してしまったHREdayamの絵や洋服。
既製品のように整ったものは、説明がつく。理屈が通ります。
だけど、説明がつかないものは、記憶に残ります。
「これでいい」を選び続けると、なんとなく生きていけます。
でも、「これがいい」に触れたときに、少しだけズレます。
そしてそのズレは、たぶん不安になってきます。
そして一時的に不安になったのちに、妙にしっくりくるものです。
理由がないのに欲しくなる感覚。
似合うかどうかじゃなく、誰にも渡したくない感じ。
誰かがそれを感じて下さっている限り、
僕は洋服を販売していたいし、絵を描いていたくなります。
そして、少し強引な意見ではありますが、
個人的には『買う理由』なんて要らないと思っています。
(理屈で買うことが悪いことだと言っている訳ではありません。)
気づいたら選んでいた、手に取っていたで良いし、
きちんと説明出来ないまま、持って帰ってしまったでも良い。
そして、
その"直感"を養い、
信じることが大切なのではないのではないだろうかと感じます。
つまり信じることが大切だと信じているのです。

「これ"で"いい」を受け入れる前に、
一度だけ、
「これ”が”いい」と感じて見る。
(自分に)騙されたと思って一度小さく声に出してみる。
それで何かが崩れるなら、
たぶん、その崩れ方は悪くない。
むしろ、
崩した方が良かった自分の指針の一つなのかも知れません。
そんなときは、
空に向かってピースしたら良いと思います!

でも、そんな目立つスタイリングで、
しかも交差点のど真ん中ではやってはいけません。
TPOをわきまえて。
HREdayam