✍︎19 大寒波なので

こんばんは

大寒波です。

 

 

大寒波に何をするべきか。

冬服について考えることにしました。

そうなりますよね。 

 

それでは、昔の人はどうしていたのだろうか。

という疑問が生まれ事が皆様おありだと思います。

ない方は、今、それを思う時がやってきたのです。ついに。その時が。

 

 

当時は、当然のように化学繊維もありませんでした。

 

では、天然素材で冬を過ごすにはどうするか。

 

レザーやウールのアウターを、スーツなどの上に着用して過ごしていたんですって。

そりゃそうです。そりゃそうですが、とんでもないことです!

 

 

そして、スポーツジャケット(スポジャケ)と呼ばれている、レザーやウール素材の、少し動かしやすいディティールを持ったデザインのアイテムが、人気を博すわけですね。

 

スポジャケでウィンタースポーツもしてたってすごくないですか?スキーとか。レザー着て。

 

重い。重くて動けない。

 

僕はウィンターであろうがなかろうが、サマーであろうが、スプリングであろうが、スポーツをするのが不得意なので、その重みを踏まえて身体を動かしてる人々に敬意しかありません。

 

しかしながら、今そこにあるもので、防寒し、またデザイン性を持たせることは、すごいことです。

 

僕なら、当時に大寒波があったとしても、Tシャツを100枚着るしか思いつかなかっただろうな。

あとは味噌煮込みうどんを食べて暖を取って過ごすしかない。方法が。

 

話は逸れましたが、僕のそんな話よりその後です。

その後で、ジップが生まれて、ボタンより少し快適になります。洋服の隙間風が少し軽減されるんですね。

でもまだ1920〜30年頃のこと。

 

それから化学繊維が作り出されて、

価格的にも、機能的にもまた少し進化するんです。

無から何かを生み出して、現代までそれが使われてるって、すごいな。

 

そして、60年代になると、マウンテンパーカー(マウンパ、マンパ)の代名詞である、アウトドアブランド「シエラデザインズ」が

名作60/40クロス(ロクヨンクロス)を生み出すんですね、ついに!待ってました!

 

コットンを60%、ナイロンを40%の割合で(厳密には、58%と42%とかじゃなかったっけな)、織られた生地を作ることで(あれ、59%と41%だっけな)、

 

湿度が高くなったり、雨で濡れたりしたら(いや、やっぱり58%と42%だ)、

コットンがその水分を吸収して膨張して、膨らむ。糸が。そして、その間にある撥水性のあるナイロンと共に隙間が少なくなり、水を弾くようになるわけです。自然の摂理を利用して。

でも、普段は隙間があるので、通気性は抜群。

 

これは爆発的にヒットするわけです。

 

ナイロンだけだと、多少の水は弾きますが、通気性がなかったり、

コットンだと通気性はあるけど、防水性が全くなかったり、

また、どちらかだけより、摩擦にも強かったりして、アウトドアウェアには最適だったんですね。

ただ、防寒性はないので、インナーにウールのニットなどって具合に。

 

 

 

今ですと、ゴアテックスや、各アウトドアブランドが独自に生み出した、ロクヨンクロスを上回る性能の生地が、たくさん出ています。

 

が、

 

60年も前に、そんなとてつもない生地が生み出されたことが、とても素晴らしい。

結果的にだとは思いますが、コットンが入っている分、

経年変化もカッコいいです。

 

 

そんな昔の人々の知恵が、他の古着にも各所に詰まっているわけです。

デザインもそうですが、少し違った観点から見ても楽しいのが古着ってことです。

 

指が寒いから手袋が生み出され、

首が寒いからマフラーが生み出された。

甘いものが食べたいから、鈴カステラが生み出されたわけです。

 

 

古着と、その歴史を楽しみましょう!

 

 

でもその前に、大寒波に気をつけてください。

HREdayam,peace.

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