こんばんは
大寒波です。
大寒波に何をするべきか。
冬服について考えることにしました。
そうなりますよね。
それでは、昔の人はどうしていたのだろうか。
という疑問が生まれ事が皆様おありだと思います。
ない方は、今、それを思う時がやってきたのです。ついに。その時が。
当時は、当然のように化学繊維もありませんでした。
では、天然素材で冬を過ごすにはどうするか。
レザーやウールのアウターを、スーツなどの上に着用して過ごしていたんですって。
そりゃそうです。そりゃそうですが、とんでもないことです!
そして、スポーツジャケット(スポジャケ)と呼ばれている、レザーやウール素材の、少し動かしやすいディティールを持ったデザインのアイテムが、人気を博すわけですね。
スポジャケでウィンタースポーツもしてたってすごくないですか?スキーとか。レザー着て。
重い。重くて動けない。
僕はウィンターであろうがなかろうが、サマーであろうが、スプリングであろうが、スポーツをするのが不得意なので、その重みを踏まえて身体を動かしてる人々に敬意しかありません。
しかしながら、今そこにあるもので、防寒し、またデザイン性を持たせることは、すごいことです。
僕なら、当時に大寒波があったとしても、Tシャツを100枚着るしか思いつかなかっただろうな。
あとは味噌煮込みうどんを食べて暖を取って過ごすしかない。方法が。
話は逸れましたが、僕のそんな話よりその後です。
その後で、ジップが生まれて、ボタンより少し快適になります。洋服の隙間風が少し軽減されるんですね。
でもまだ1920〜30年頃のこと。
それから化学繊維が作り出されて、
価格的にも、機能的にもまた少し進化するんです。
無から何かを生み出して、現代までそれが使われてるって、すごいな。
そして、60年代になると、マウンテンパーカー(マウンパ、マンパ)の代名詞である、アウトドアブランド「シエラデザインズ」が
名作60/40クロス(ロクヨンクロス)を生み出すんですね、ついに!待ってました!
コットンを60%、ナイロンを40%の割合で(厳密には、58%と42%とかじゃなかったっけな)、織られた生地を作ることで(あれ、59%と41%だっけな)、
湿度が高くなったり、雨で濡れたりしたら(いや、やっぱり58%と42%だ)、
コットンがその水分を吸収して膨張して、膨らむ。糸が。そして、その間にある撥水性のあるナイロンと共に隙間が少なくなり、水を弾くようになるわけです。自然の摂理を利用して。
でも、普段は隙間があるので、通気性は抜群。
これは爆発的にヒットするわけです。
ナイロンだけだと、多少の水は弾きますが、通気性がなかったり、
コットンだと通気性はあるけど、防水性が全くなかったり、
また、どちらかだけより、摩擦にも強かったりして、アウトドアウェアには最適だったんですね。
ただ、防寒性はないので、インナーにウールのニットなどって具合に。
今ですと、ゴアテックスや、各アウトドアブランドが独自に生み出した、ロクヨンクロスを上回る性能の生地が、たくさん出ています。
が、
60年も前に、そんなとてつもない生地が生み出されたことが、とても素晴らしい。
結果的にだとは思いますが、コットンが入っている分、
経年変化もカッコいいです。
そんな昔の人々の知恵が、他の古着にも各所に詰まっているわけです。
デザインもそうですが、少し違った観点から見ても楽しいのが古着ってことです。
指が寒いから手袋が生み出され、
首が寒いからマフラーが生み出された。
甘いものが食べたいから、鈴カステラが生み出されたわけです。
古着と、その歴史を楽しみましょう!
でもその前に、大寒波に気をつけてください。
HREdayam,peace.