✍︎33 古着について vol.4 -古着のディティール-

こんばんは

HREdayamです。

 

古着のディティールについて。

決して悪い意味ではなく、現代では「不要」な部分に

とてつもなく魅力を感じます。

 

ミリタリーアイテムの肩にある「エポレット」や

 

ハンティング系の洋服についている、狩猟で使う銃の弾丸を入れる「カートリッジホルダー」や、獲物を入れる「ゲームポケット」、

 

必要以上にでっかい「ジッパーヘッド」とかも。

 

70年代頃のシャツはその頃のシャツには襟の中に「襟芯」と呼ばれるものが入っていて、(そのまま縫われているものや、着脱出来るものもあります)アイロンをかけづらい洋服の襟にシワが入りにくくしていました。

 

 

色んなアイデアを当時の技術力で作っていたかと思うとシビれますよね。

伝わります?

シビれます…か??

 

静電気くらいのシビれが伝わっていれば大丈夫です!

微量の電力で続けます。

 

あと、80年代中半から90年代のアイテムですと、

デザイン性が高くなりすぎてきて、

訳のわからないものが、訳の分からないままそこに付いているという。 

肩パットもドンドン大きくなっていったように。

 

でもその頃の何でもありなデザインだと、

探したら、ボタンがにオクラなっている洋服とかあるかも知れない。

 

…他にも挙げたらキリがないですが、

 

古着を着てみて、これは何の為のものなのだろうとか、

変わったところに付いているフックを別の使い方して着ていたら、元々はこういう使い方だったんだとか。

 

 

"当時必要だったもの"が現代では不要だけど、その部分が逆に魅力に感じる。 

そういう発想で、このディティールがあるんだ!って思考力も養える。

 

 

色んな事に疑問を持つこと、疑問を持とうとすること。

そうやって生きることが、すごく重要だと思っています。

 

 

ファッション自体も「不要」であると考える方もいる。その解釈自体は否定しません。

でも僕は(ファッションが不要とはそもそも思っていないですが)、

そんな不要なものを楽しむことや愛せること(更には、そのファッションの中の古着の不要な箇所)こそが、美しいことと思っています。

そして、そういう方々と出会うことは何より楽しいし嬉しいです。

色んな不要を愛せますように。

 

 

  (過去の古着のお話 ☞ vol.1 vol.2 vol.3 )

HREdayam

 

でも、さっきのオクラのボタンなんてある筈ないし、あの部分こそが不要だとか、もっと気の利いた例えがあったんじゃないかという疑問は持たなくても良いです。

ブログに戻る

コメントを残す